見始めたら止められなかった。
思えば全編に渡って室内劇なのにシネスコサイズというのが不思議な話だ。でもこれによって、ショットのほとんどで、その絢爛豪華なパラッツォ中にひしめく骨董品や壁を埋め尽くす絵…
ふむ、ネオレアリズモ!
ぜんぶぜんぶ、他人の家で
ウオーなんかわたしの人生のようだった(?)
突然他人に押し入れられ、知っていること知らされることが断片的で、騒がしくて忙しなくて寂しくて微笑んで、当…
「ローマの豪邸に住む教授は「家族の肖像」のコレクションに囲まれ暮らしていた。ある時ビアンカが現れ、自分の娘や愛人達と2階に住みついてしまう…」82点
教授(ヴィスコンティ)は、「家族の肖像」を自分…
教授は一人で暮らしていた。そこへ強引に二階を間借りする家族が棲みつく。教授は彼らを理解できない。だが、ひとり、家族から抜けると、教授は孤独感に襲われる。教授にバート・ランカスター、ドミニク・サンダ、…
>>続きを読むヴェニスに死すと同じように老齢の男が美しいヘルムートバーガーに手が届かないと知りながら惹かれていく。ヴェニス~にのように性的な視線というよりも息子として迎えたい、という感情に近いと思われる。
しか…
これほど芸術的で荘重で、高尚な映画は他にない。細部までヴィスコンティの趣味が行き届いている。
貴族、上流社会を描いた作品でヴィスコンティ作品を超えるものは絶対ない、とこの映画を見たことによって断言…
(c)Minerva Pictures