いのちを持って生と死の底を揺るがされた人たちが秩序のない世界へ落とされる。そこでは何も意味を持たない__時間も、ことばも、他者のいのちも。かつてそれを経験した者が、世界のかけらをすこしずつ集めて、か…
>>続きを読む直樹の最初で最後の「なして〜」に対して、その疑問を尊重しながらも彼を傷つけることができる沢井が恐ろしいと思った。
事件の被害者同士というきっかけで始まった奇妙な関係は、その点において家族とかそういう…
約20年ぶりに鑑賞。
役所浩司がすこぶる良い。
松重豊の色気。
宮崎あおいのフォトジェニック。
ラストカットすごい。
「誰かのためだけに生きることって出来るんだろうか?」
20年前もここで泣いたこと…
このレビューはネタバレを含みます
バス買いたてでちょっと乗り回すか〜ってなった時のガラクタに座って揺られる3人のシーンが1番好き
最後のこずえちゃんの顔アップのシーン、「大人は判ってくれない」思い出す そこで急にカラー
3時間半…
兎に角長いけど、まあ必要な長さだったのかな。ロングショットの長回しで自転車やバスが移動するショットが素晴らしかったし。田村正毅様様。
会話を断絶された留置場でのノックが宮崎兄妹とのバスの中でのシー…
最初のバスのシーンから中盤くらいまでが大好きだった。淡々とした殺人シーンから、影や後ろ姿の多い日常の穏やかだけどなんか落ちついていられない、嵐の前の静けさがとてもとても美しくて怖くてドキドキした。あ…
>>続きを読む早稲田松竹にて35mmフィルム上映。
コンディションが悪かったのか、はたまたこの映画の作り出す空気が心地よすぎたのかかなり寝てしまったので点は保留。それでも圧巻だった。
ここまでショットがすごい映…
「再生」という通り一遍の事実と、翻って私が得た感覚は、ヒューマニズムとは異なる地平から綴られたような夢幻めいた景色だったので、混乱した。
青山監督の映画は、何を観ても、腑に落ちない奇妙な乖離がある。…
物語の前半、ふとした瞬間に環境音やら風景が誇張されているような気がして、そこから世界の大きな力の流れを感じた。言い換えればそれは運命みたいなこと。
彼ら彼女らがバスジャック事件のあの場に居合わせたこ…
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