フリッツ・ラング監督のフィルム・ノワール。
NYグリニッジ・ビレッジ。中年の危機を迎えている絵画好きの出納員の男が、通りで助けた若い女性に心を奪われる。
"Every painting, if …
破滅の一言!
ワルはみんな変死するが、死にきれないのも地獄!
緋色の街、スカーレット色、「朱に交われば赤くなる」モノクロ映画にして、この題名。
根は良い人も悪人と交われば、、、
世界共通の戒めで…
なんとまぁ悲劇的なことやら。そして展開が二転三転と止めどない!不安は解決されないままに更なる不安がのし掛かって…。そしてその不安を一挙に解決する時、やっと晴れた心かと思いきや、むしろ生涯抱え続けな…
>>続きを読む【メモ】
記号Sを視認できなかった不注意な観客。
遠近法が崩壊した絵でS字に体をくねらせるヘビserpentの"S"、CASHIERの黒影文字の"S"、横領をはたらく罪人Sinnerの"S"…繰り返…
エドワード・G・ロビンソンには哀れな役柄がお似合いである。果たして彼の悲劇は、ジョーン・ベネットとの出会いに起因しているのだろうか。
しかし、セザンヌを敬愛するはずの主人公の絵にその影響を見て取れ…
自分の人間らしい感情(ビンタ痛そうやクリス可愛そうのような)と出会う中、カメラの動きや影、様々な要因が物語にピリピリする感覚を与えてくれる。
最後なんて、カメラがズームアウトするにつれて幽霊のよう…
可愛さ余って憎さ100倍!
中年おじさんが若い女に入れ込んじゃって会社のお金も横領しちゃって、女も愛するヒモ男と共謀しておじさんからお金を巻き上げようと画策。
思い余ってアイスピックで愛しい女を刺…
2022年2月 アマプラで
【お互いが見ている虚像が崩れて行く】
真面目な中年の銀行員が、夜の街で暴力によって食い物にされている可憐な女性と出会い、愛する彼女を助けなければと奮闘するところから狂…