セリフの繰り返し、逆構図からのくり返しはただの冗長なのではない。しかし固定のワンショットを見続けるのはつらい。腰の崩壊。
ジョゼの手元には心臓、祭壇をバックにした愛の語り、強烈な愛の語りなのだけど狂…
固定画面の中で人物はほとんど視線を交えることなく、画面の外か偶にカメラに視線を向けたりする。そんな動きの無いショットがほぼ連続する前半を越えると、カメラは移動を始め、印象的なズームを見せたり妙な細部…
>>続きを読むはじめてのオリヴェイラ作品でした。
事前にレビューを見させていただきましたが「理解出来ない」「わからない」「演劇的」「なぜセリフを2回言うのか」など疑問が残るというレビューがとても興味深く、鑑賞前…
このレビューはネタバレを含みます
人物全員がゾンビのように無機質であったり、ジョアン・パエスによる無調音楽を駆け落ちや男女が共にいるシーンで流したり、同じシーンを別アングルから繰り返すのはオリヴェイラ流アイロニーか。
地獄のような結…
敬愛するオリヴェイラだが、この作品だけはダメだ。
この映画の良さが私にはわからない。
いくらお気に入りの監督でもこれだけはムリ、というものがある。私の場合、黒沢清なら「大いなる幻影」、成瀬巳喜男なら…
オリヴェイラの映画には魂がないと思わされる。画面には役者の肉体と声、そして衣装、美術、風景しか映っておらず、極めて即物的だ。セリフはただ読まれるだけで、演技は記号的。字幕の説明と並行するように映像が…
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