アイヒマンは組織に忠誠を誓い、命令を忠実にこなしただけの人間だし、イスラエル側は600万人のユダヤ人を殺害する計画をたてたアイヒマンを残虐な人間だと知らしめようとしたら、そこらへんにいそうな普通の人…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
350時間の記録から2時間の映画にしているために恣意的にピックアップされている気がするのでハンナアーレントの裁判傍聴記、もしくは他の観点の作品を確認する必要があるかもしれない。
知識がないと厳しい内…
アイヒマンの裁判ドキュメンタリー。裁判の様子は、ほんの一部だが観てよかった。
こんな貧弱な雰囲気の男が、アイヒマン?と初めて本物のアイヒマンを見て信じられなかった。
何人かの証人の話を聞いてると、…
ハンナ・アーレントが説いた“悪の凡庸さ”の実像に触れられる、いい映画。(ハンナアーレント「イエルサレムのアイヒマン」に影響を受けた人が制作に関わる)
だけど、ここで触れられるのは、尋問時間合計27…
ハンナ・アーレントのアイヒマン論文発表後に、感化されて作られたドキュメンタリー。「凡庸な悪」とは何なのか?に焦点を当てて実際の裁判を編集した記録映画。
「逆らえるわけがない」と繰り返すアイヒマン。た…
アイヒマン裁判の映像をドキュメンタリー映画としてまとめた、という試み自体に+1点。ただ内容は正直映画としてはあまりにお粗末。不必要で耳障りな効果音と下手な編集のおかげで、観ていて不快感が溜まっていく…
>>続きを読む©moment-films.Ltd