オーソン・ウェルズ監督主演のフィルム・ノワール1作目。ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞作。
終戦直後のアメリカの小さな町。ナチス再興をもくろむ戦犯フランツ・キンドラ(オーソン・ウェルズ)は、チャ…
クライマックスの時計台でのサスペンスは、『ルパン三世 カリオストロの城』にインスピレーションを与えているのかもしれない。
オーソン・ウェルズは娯楽サスペンスを作っても、どこかハリウッド映画の枠から…
アメリカに亡命してきたナチスの残党の男が、鉄道の中で何度も練習した偽の入国理由の拙い英語の一フレーズを、実際に入国するときに発音した瞬間の微妙な沈黙だとか、何かが暴かれる肝心な瞬間に、急に上下に動き…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
伏線はしっかり意味ありげに映り示されるので分かりやすいが、それを画面を見つめて追っていく面白さがある。
『黒い罠』でもそうだったけど、警告の紙みたいなのがその先の展開を示していることが多いみたいだと…