このレビューはネタバレを含みます
やっぱりオーソン・ウェルズ作品はおもしろい。
そして、悪い役が似合います。セルフプロデュースにも長けている。ロレッタ・ヤングとも相性が良いように思いました。
ナチスの残党がアメリカの田舎に潜り込ん…
オーソン・ウェルズ監督、ラッセル・メティ撮影、ジョン・ヒューストンが脚本に参加している。
予算内、時間内に撮ることが優先されたようで、この時期のRKO映画と同様に、どこか性急に撮影された印象があるが…
2022年鑑賞15作目
映画館にて鑑賞
設定がナチス党員じゃなくてもいいんじゃないかってくらいナチスの話が薄かった。
夫を信じたい奥さんってのは健気だけど、
自分のことしか考えてない男でさえも…
思想性や芸術性が弱いから、オーソン・ウェルズにとっては不満な作品かもしれない。だが、ノワール・サスペンスとして傑作。
終戦翌年のニュルンベルク裁判の最中に、大量虐殺の計画者のナチス残党を突き止める…
3.8 A+
ナチス戦犯を追う刑事はアメリカの小さな町に隠れている男を追い詰める。
オーソンウェルズの演出と演技が冴え渡る。ストーリーはシンプルだが緊迫したテンポで惹きつける。街の人々(善)は時計の…
ナチス残党で戦犯の男を追跡する物語。ナチス戦犯役は監督でもあるオーソン・ウェルズ、追う役はエドワード・G・ロビンソン、この個性派名優ふたりの対決が見もの。
ハラハラドキドキの攻防戦や駆け引きを期待…
ナチス残党を追う系の作品としては
佳作かな。『ブラジルから来た少年』
『アイヒマンを追え!』などに比べると
実際に存在した人物の話しではないので
面白味は薄い感じがした。
話の性質もちょっと違うとい…
E・Gロビンソン演じる探偵役が、
逃亡したナチの残党を追うっていう、「黒い罠」とかに比べればだいぶシンプルで見易いスリラー。
ただ、逃亡者たるウェルズを追い詰めるのが探偵ではなく、騙され、神経衰弱が…