久しぶりにちょっとだけ観るつもりが最後まで観てしまった。
どんな話、伊豆のバスの道中の話ですぬ。
運転手さんはいつも礼儀正しくお礼をいうので
「有がとうさん」と呼ばれている。
東京に売られていく娘…
上原謙(有りがたうさん/運転手)
石山寵児(髭の紳士)
仲英之助(行商人)
桑野通子(黒襟の女)
築地まゆみ(売られてゆ行く女)
二葉かほる(その母親)
河村黎吉(東京帰りの村人)
忍節子(その…
このレビューはネタバレを含みます
政治家か軍のおえら方をよそおった髭眼鏡の似非紳士。うさんくささ全開。詐欺の周旋屋クチキキ屋。というところだろうか。不良少年をさらってきたりおちぶれた中年をだましたりで。フルメタルジャケットのような狂…
>>続きを読む少年機関車に乗ると似たゆっくりさがあった
陰鬱な感情に明るい音楽
落ちそうになる時の視点カット、確実に落ちているギリギリ感
バスに乗っていても人が近く道中の人とコミュニケーションを取っていく中で…
昭和10年、伊豆の天城街道を行き来する路線バスを舞台に運転手と乗客たちとのふれ合いを描く。川端康成の短編を清水宏監督が映画化。セットでの撮影がほとんどの当時の日本映画界でオールロケなのが驚きです。
…
ヤバい
・「ありがとー」の連呼の多幸感がヤバい
・演技のテンポが遅すぎてヤバい
・寝転んで世間話を聞いている上原謙の色気がヤバい
・閉鎖空間の人間ドラマが『駅馬車』に先駆けていてヤバい
・鏡の使…
台詞もゆっくりバスもゆっくり、疲れたから皆んなで降りてちょっとばかし休憩したりする。今だったら殆どの目線は下向いてて間違っても隣の人とかに話しかけたりするなんてことは無いだろうからそんな新鮮な風通し…
>>続きを読む上原謙が超フレッシュ。
ただ客を乗せたバスが街道を行くだけの話だし、カメラワークもほぼ実景ショットとバスの正面からとバスの後方からのアングル。バスに乗る人、降りる人バスの運転手aka有りがたうさんに…
☆☆☆☆★★
極々単純な話である。
《有りがたうさん》と呼ばれ親しまれている乗り合いバスの運転手に上原謙。
彼の運転するバスに乗り込んで来る乗客達の人間模様が、オールロケーションで綴られる。
…