神の不在というテーマを問い続けたベルイマンはこの作品では神は存在するとするが、それは精神分裂症の女の中でのみ存在している。神の不在と同じくらい軸にコミュニケーションの断絶も描かれる。結局他人のことを…
>>続きを読む扉を叩く者の姿は映さない。まるで何かの到来と終焉を告げるような、同監督の『蛇の卵』(1977)でも印象付けられているシークエンス。
もしやベルイマンはクローゼットの中で、扉を叩く神を妄想していたん…
精神を病むヒロイン、なす術もなく狼狽える父、夫、弟の姿を冷徹に描いたイングマール・ベルイマン監督の問題作。
小説家の父が神を定義するが、壊れていく娘に入りこんでしまつ神の存在はいったい何なのか?
そ…
ある小説家一家の、避暑地における数日間の物語。
分裂症の娘とその夫、そして思春期の息子を家族に持つダーヴィド、彼は神をめぐる作品を手がける世界的作家で、普段は単身で外遊している。久し振りに会った息子…
そこまで長くない尺の中に、キャラクターたちのエッセンスがギュッと詰まっていて、結局何度も戻って観返した。各々の眼がいくつもの事柄について発信していて、それだけでも結構満足させられる。
全てのカット、…
観る順番ミスった‼︎
“沈黙”では分からなかったベルイマン的神の定義がこっちではしっかり描かれてるから、絶対“沈黙”より先に観るべき。
取り敢えずこの映画本当に好きすぎて…
観た後暫く固まってしま…
分裂症を初めて知ったのは「ガラスの城」。クソ怖い。分裂症って怖いけどすごく人間として描いてる上手い脚本だと思う。
虚言とか盲目的に何かを信じ込んでる様が中世の宗教的。病気を通して宗教への懐疑を描く。…
イングマール・ベルイマン監督"神の沈黙"三部作の第一作目。
スイスから帰国した作家である父のもとで、精神病を患う娘カーリンとその夫の医者、17歳の弟が共に過ごす話。
カーリンが神を幻視する姿を通し…
キレキレだな
映画を観るということは影を観ることなんだな海を観ることなんだな人間を観ることなんだなそう次々と思わされる
時間経過としての降雨
矛盾や葛藤や自己批判それらがあまりにも鋭すぎてずるさすら…
神の存在がテーマであったり登場人物が島に暮らす家族4人だけという設定などから寓話性が高い作品であり、娘が発端で家族間にすれ違いが生じていく家族地獄映画の側面もあった。ホラー的な見せ方も印象的で、90…
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