鏡の中にある如くに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『鏡の中にある如く』に投稿された感想・評価

kazoo
3.9

映画は、精神分裂病を抱える娘とその家族の複雑な関係を描いた作品。物語は、作家の父親と弟とともにバルト海の孤島で過ごす娘を中心に展開する。娘は現実と幻想の境界があいまいになりながらも、家族は彼女を支え…

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4.0

相変わらず悲痛な作品を作るなあベルイマン。救いがないというか、この行き止まりの感じ。それぞれが複雑な気持ちを抱え、神や人に縋るも...といういつもの話。

自分はやはりテーマ云々よりも映像や音響の表…

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ベルイマン作品5本くらい見たけど、私のように作品全体のテーマを咀嚼して深く考えるわけでもなくほとんどひたすら映像を目で追うような鑑賞をする者はあまり対象にされていないんだろうな。好きだから今後も見る…

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『処女の泉』の翌年の作品。『処女の泉』が復讐という相手に向けての行為だったが、本作は自己の内面、精神面に向けた話。記憶と絶望。父親は「絶望感を救うのは愛だ」というが、空疎に聞こえる。本作の作りはシン…

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4.0
明るいベルイマンしか見てなかったから、これは重い。画作りとか同時代性が垣間見えるところとかは面白かったけど。映画ってほんとに精神病が好き。でも真正面から描いているものは初めて見たような気がする。

著名な「神の沈黙」三部作の最初の作品。重篤な精神病を患う娘を己の小説の題材として見てしまう父親像が、あの芥川の「地獄変」の絵師を髣髴とさせるけれど、ベルイマンは家族に対して抑圧的であった自身の父親を…

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yu
3.8
精神分裂病を患った娘


人は皆 円を描いて
そこに閉じこもって
生きている

時おり人生の現実に
円を突き破られても
すぐに別の円で身を守る


愛が神そのものなんだ
chiyo
3.5

2023/1/26
「神の沈黙」三部作の1作目。登場するのは父親と娘と息子、娘の夫の4人のみ。最初こそ仲が良い家族のように見えるけれど、娘が精神のバランスを崩していたり、父親が家族のことを分かってい…

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イングマール・ベルイマン監督作品。

“神の沈黙”三部作の第一作。

作家のダビットと姉のカリン、弟のミーナス、カリンの夫で医師のマーチンが孤島の別荘でヴァカンスをする。4人は仲睦まじいが、…

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kuu
3.8

『鏡の中にある如く』
原題 Sasom i en Spegel.
英題 through a glass darkly.
製作年 1961年。上映時間 89分。
スウェーデンの巨匠イングマール・ベルイ…

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