いや、もう劇場(シネマカリテ)から出て、新宿の都会の喧騒がサイレントになるくらいの衝撃的な終わり方。結末は知らされているから、わかっていたことなんだけど、あのラストシーンは焼印のごとく記憶に刻まれる…
>>続きを読む空間における人やモノの配置。
人物の心情やその場に漂う陰鬱とした雰囲気は、アングルや画角によってもありありと伝わってくる。
細かい演出の一つひとつがどれをとっても素晴らしいの一言。
低いトーンのセリ…
何気にブレッソン作品は初めて観る。
正直言って、この後期作品はかなり苦手。
こういう意識高い系の(実際には汗をかく作業をしたこともないような)左翼連中の辟易させられる能書きは、脳も理解を拒んでいる…
ロベール・ブレッソン「たぶん悪魔が」
文句ない。最高。源流を見た。好き。
強い画と虚無感、荒廃した質感。
厭世的な映画を見事に映しきっている。
映し出される全てが無意味でありそれが理由にならない…
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