序盤の近所の人との何気ないやり取り、子供の回復を願う田中絹代などを見てると、あぁ小津を見てるなあと言う気持ちになってすごく心地よかったが、確かにそこからシリアスモードにシフトチェンジしていくところの…
>>続きを読む初めて観るこちらは思っている小津作品とだいぶかけ離れている雰囲気なのは戦後間も無くだからだけなのかな。
戦後やむなしに身を売った妻と怒り狂う夫。あの階段落ちた後の態度が酷すぎて泣く。すでにボロボロな…
屹立するガスタンクの鉄骨とその下のボロ家屋だけでハードな状況が良く分かる。のっぴきならない事情で踏み外し、物理的にも落ちる田中絹代が気の毒。嬢に諭すお客をやりながら、妻を許すもキツく当たる佐野周二の…
>>続きを読む落涙
感動とかじゃない、やるせなさに泣いた。
階段から真っ逆さまに落ちる田中絹代は衝撃。
背中で手を組むシーンは、これからの決意や祈りを感じて素晴らしい。
「Ozu Diaries」で黒沢清の…
結構構えてみましたが、
最後は何だかんだホッとしたけれど…。
大丈夫なわけないやろー!と
つっこませてほしい!笑
名シーンといわれるだけあって結構だったと思います笑
いい旦那だけど最低でもある…
忘れよう。忘れてしまうんだ。ほんの過ちだ。こんなことに拘ってる事が、尚俺たちを不幸にするんだ。忘れちゃうんだ。
【感想】
映画全体に横たわる小津らしからぬ暗さ、中でも一際目立つのは夫・修一の妻・時…
不可抗力とはいえ、自らの振る舞いによって妻を階段から突き落としてしまったのに駆け寄ることもせず、階段の上から「大丈夫かー」と聞くだけでいつのまにか部屋に引き戻ってしまう旦那はなんなのと思った。
小津…
いろいろと深読みできそうな作品である。
素直に観れば、生活と愛情とのバランスに苦悩する夫の話。
でも、売春という現代の多くの家庭からすれば非現実的な設定であることを差し引いても、男女の考え方が今とか…
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