『東京暮色』と似たような悪趣味さを感じた。田中絹代が心身共にボコボコにされていて、何を見せられてるんだろうという気持ちになる。
売春宿と小学校の唱歌の組み合わせとか、ほんと悪趣味だなと思った。一方で…
全編を通してそれ程よい映画とは思われないが、印象深い映画ではある。興趣としては、再生の部分を見たいのだけど、そこからという所で終わってしまう。しかし映画の内容よりも1948年製作のこの映画を記憶も新…
>>続きを読む女性ができる仕事がひどく限られていた時代に女が一人で高額な医療費をどう工面するか…については この時代 主人公のとった行動は仕方がない事だとして理解できる。 その後とても悔いてもいるし。
夫が帰還…
このレビューはネタバレを含みます
前半の問題提起は良かったが、最後のシーンは気持ち悪過ぎる。
いくら妻が売春して腹が立ってるとは言え、階段から突き落としておいて助けようともしないのはサイコのDV夫にしか見えず。さらに、そのえげつない…
小津らしからぬテーマだが、全編で小津らしいカット・セリフ回し・演出がなされる。ラストの階段落ちからの一連のシーンにおける田中絹代の演技にゾッとするような気持ち悪さがあって、それは彼ら夫婦が愛と呼ぶも…
>>続きを読む小津安二郎監督の異色作。知られている階段落ちだけでなく、テーマ自体も異色である。
なんとも奇妙なのは、セリフ回しや演出は小津安二郎そのものだということ。テーマと乖離しているのだ。
正直、小津作品とし…
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