このレビューはネタバレを含みます
確かに小津の中でもダーク
鏡と実像の切り返しとか、布団とガラガラペーする男のショットとか、静かな時間とか、抽象的なものもそこそこあった気がする
お茶割り飲みながら半分くらい見たから夫婦の会話シーンき…
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佐野周二が復興期下町の工場廃墟街をあるくあるく。リンチのイレイザーヘッドのように。件の月島の宿をたずねるシーンが探偵映画しててすき。なんかベルイマンな宗教映画っぽさもあって階段おちからの田中絹代の復…
>>続きを読む利他的な祈り。
その握る先は両手の先に何かを経て、手すりに変わり這い上がり、その果てに。
蓄えた首元の肉に力強さ、どこまで転落したってブレやしない。
真実を知りたいのは愛がある故。
どうでもよけ…
まだ、小津がハートフルな家族ものを描く前の映画。
自分の妻を抱いた男の詳細を聞きたがり、そのあと妻を激しく抱く夫の倒錯した感情が印象的。そこに紙風船が転がってくるところがすごくゾクッとする。
妻…
田中絹代たんが階段からずっこけるシーンが見どころである。
いきなりくるもんだから、ビックリする。
日本がズルズルどかーん。
戦争に負けてずっこけるって事なのかな。
佐野周二がワイルドで良い。
ネクタ…
夫が戦地から帰還するのを待つ妻は、子の医療費を工面するために一度だけ売春する。帰還しそれを知った夫は妻に暴力を奮い、階段から突き落とす。「大丈夫か、立て」と、怪我をした妻に夫は言う。現代人には理解し…
>>続きを読む松竹株式会社