シネマ・ヴェリテの創始者にして、映像人類学の巨人,ジャン・ルーシュによる、人種差別問題に切り込んだ実験映画。
オープニングの字幕
「この映画は黒人と白人の青年グループの中に作家が喚起した実験である…
「人間ピラミッド」
〜最初に一言、傑作。ニジェールで自動車事故のため亡くなったルーシュの渾身の力作だろう。ヌーヴェル・ヴァーグや60年代の世界的な社会派ドキュメンタリー運動に多大な影響与えたと言わ…
白人と黒人が混合しているクラスがあって、互いに触れ合わないようにしている。そもそも社会としてもそれが常識になっている。
映画を撮る、まずは何人かにレイシストを演じてもらうっていうところから始まる。映…
実験的な試みであること以前に、ふつうに青春群像劇としておもしろい。誰にでもやさしく平等に振る舞う女の子に男どもが翻弄されながら人間関係がこじれていって、多様な出自/民族/性格の学生たちが一つのコミュ…
>>続きを読むリアリティショーみたい。
コートジボワールの白人と黒人が混在した高校で起こる青春劇、という設定で映画を撮る様子を収めた、フィクションなのかドキュメンタリーなのか分からなくなる作品。
白人生徒には予め…
現実という虚構
虚構を受け入れてこそ、知らなかった自分の心が現れてくる "演じる"という枠組みが、自己の奥底の声を引き出すツールとなる
世界は幻想 だから結局物語をつくるしかない そして中心は結局自…
ジャン・ルーシュ監督作は『ある夏の記憶』に続いて2本目。60年前の作品だが、黒人生徒と白人生徒の人種を超えた友情の可能性を素人による即興的なモキュメンタリーで描くという、テーマ/手法共に現代において…
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