鬼才/変態ギャスパー・ノエの初期中編『カルネ』の続編となる初長編。
原題/英題『Seul contre tous / I Stnad Alone』≒ 全員が敵状態となる孤立した男。的な感じでしょうか…
超絶ニヒリスティックな文句垂れジジイを滑稽に描く本作こそ、ギャスパー・ノエの初長編にして中編『カルネ』(未見)の続編。
意外にも笑いの要素があって終始ニヤニヤしながら見ていましたが、警告テロップ出…
社会の"負け組"として、金もなく周囲からは蔑まれ心をすり減らした主人公。「タクシードライバー」「ジョーカー」とも通ずるんだけど、美的な演出とかロマンチシズムとかとはかけ離れている。
主人公はだいた…
「カルネ」の続編
不穏な顔つき
かなりの厭世的な馬肉屋
霞んでいくような気持ち
感情の動きのバァン!っていう音
「カルネ」でも使ってた
少しずつ違うんだけど
何か危険な暴力に近づいていく
ザワザ…
あぁ、面白かった。癖になる。
ほとんどの時間、頭イッてるオッサンの愚痴と妄想を聞いて過ごす映画。
ダークだし、ちょいグロでもあるけど、ハマる人はハマる、嫌いな人は大嫌いのお手本のような作風です。
…
ギャスパー・ノエ流
『タクシードライバー』。
とは言っても語り口は後の『アレックス』や『エンター・ザ・ボイド』に比べるとだいぶ落ち着いていて見易く、主演俳優の顔立ちや漂う哀愁とかも含め、どこか少し…
「カルネ」の続編
馬肉屋の主人は他の男と逃げた妻の残した1人娘を育て、年頃になった娘に良からぬ感情を抱く。
父親の勘違いから娘が強姦されたと思い、無関係の男をさしてしまう。
父親は刑務所、娘は施設へ…
カルネ続編。馬肉屋を畳んだ父。娘も手放しクズっぷり倍増。更に追い詰められいよいよ狂気を帯びてくる様は名作「タクシードライバー」をも彷彿。クズはクズなのですが厳しい社会情勢もあり、ケン・ローチ作品を彷…
>>続きを読むサディスティック、ノエ。
ノエ作品で圧倒的に好きかも。
まずはノエ要素が多すぎるのは確か。
妊婦、実験的な作風など。
しかし、バキバキの音楽やカメラワークがなくて、この作品はノエ初心者に優しくわか…