道修町の薬種問屋の内をたっぷりと見せる。“モダンタイムス”みある加工場や、引き出し収納の奉公人箱膳など、細部まで作り込む。「こいさん」デコデココーデは歩く美術品。女性の髪型がバリエーション豊か。
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☆☆☆☆
今では眼が見えなくなってしまったお琴が、雪の冷たさを思い出しながら舞う場面の美しさが白眉。
作品中に佐助が物干し場で三味線を練習する場面が有り。同じく伊藤大輔監督作品・主演京マチ子の名…
激ヤバ演出のピークは意外と序盤にあった
雪の中で踊るお琴の一連のシーン
雪はいつのまにか桜の花びらに変わっている
現在のお琴と幼少期のお琴が重なる
さくらさくらの曲と映画音楽が重なる
桜の花びら…
先日観た衣笠の「お琴と佐助」に比べたら劣るが、京マチ子の盲目の演技がこちらでもひかる。
花柳喜章は残菊物語も良いが、本郷功次郎に負けず劣らずのオドオドさが様になっている。杉村春子はどこまでいっても杉…
えがったー!
ナイス谷崎トリビュート。
なんという歪んだ美しさ!
男の幸せは恋愛成就とかセックスでなく、一生を捧げたいほどの女人と出会い尽くすことかもね…
昔、友人が言ってた「男は惚れた相手に…
これまでに6度映画化されている「春琴抄」の2度目の映画化作品。島津保次郎(田中絹代)版、衣笠貞之助(山本富士子)版、新藤兼人(渡辺とく子)版と比べると、これが一番 “文芸大作” っぽい。伊藤大輔監督…
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