・この時代のとかく縁談やら結婚を起点にした映画、好き。全員父親が異なる異父きょうだい、戦争帰りの定職なしの長男と、がめつい長女、幸薄の次女、主人公の三女という構成で、姉たちの夫も含めた一族が、家族の…
>>続きを読む林芙美子原作。複雑な家庭の陰険なホームドラマだが、小言、軽口、愚痴、嫌味という会話が軽快に繰り出される面白さ。こういう話を撮ると成瀬の右に出るものはいない。2階に住む女性との連帯は、今日の女性映画へ…
>>続きを読む伝統的な家族関係や婚姻制度、家父長制社会のしがらみの中で、一人の女性がどう自分らしく生きるかを描いた傑作だった。
それぞれ利己的で仲の悪い家族関係の中でがんじがらめになる主人公には、時代を超えて現代…
成瀬巳喜男作品を観るのはこれで3つ目だけど全部面白い。稲妻は今のところ一番好きかも。
まず悲壮感なく前向きに終わるのがよかった。家族の呪縛に囚われていた清子が、自らの意思で少しずつ人生の手綱を引き…
成瀬監督の確かな演出力を感じる作品。地味な話なんだけど、面白いし、見ていて飽きない。俳優陣では小澤栄(栄太郎)が嫌らしいほど巧い。高峰秀子は、カネのことばかりを考えて、旧弊的な人間関係で生きる親族に…
>>続きを読む複雑な家庭環境で、なんとも重たい心のぶつかりあいがあったりもするけど、それでも最後一緒に歩いて行く母娘の姿に、なんとも温かい家族の匂いを感じて、温まった。
人と生きるのは、たとえ家族であっても大変…
高峰秀子が動くと同時にカットが替わることによる高峰秀子の映画を支配するほどの力強さが強調されていたし、男の暴力的カットだけはカメラが動きその暴力を追い躍動感を出す。カメラの適切な位置と動きをしていた…
>>続きを読むてんでんばらばらずるずるべったり
どう思うったってこう思うったってそうなっちゃったんだからしょうがないじゃない
冥丁の「八百八町」のサンプリング元、これの高峰秀子だったのかー!
縁談モノは小津…
デコさんは、美しいとか、品があるとかっていうのも勿論のことなんだけど、やっぱり、かっこいいんだわな。強く生きて来なきゃいけなかった人だから、演技に、スフ入りじゃない、男が憧れるカッコ良さがあるんだわ…
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