己の弱さをより弱い立場にある他人を踏みにじることで塗りつぶそうとする小説家と家政婦その2及び殺人を娯楽消費する大衆そして真剣に事件を解決する気など更々ない警察検察裁判官どもが邪悪にも程があったので満…
>>続きを読む誤ってメイドを殺してしまった売れない作家が足の不自由な弟に罪をなすり付け、しだいにサイコ化してゆく。
この時期のフリッツ・ラングは不調だったのか、スタッフに恵まれなかったのか、この作品も面白くなりそ…
冒頭の川の描写からもう、不気味 全開
舞台となる邸宅の怪しい雰囲気もまた、いいですね。
川のそばにある邸宅に住む主人公。
妻が出かけている隙に下心から家政婦にちょっかいを出すのですが、執拗に騒がれ…
このレビューはネタバレを含みます
一見、テンポの良い小粋なサスペンス風であったが、登場人物の性格など強引な部分も少なくなく、「何だかなぁ」という自分の中の阿藤快と「細けぇこたぁいいんだよ」という不倫ツ・ラング(私の妄想)が一騎討ちだ…
>>続きを読む主人公が殺人をした後も平然としていて、「いつもと違うと疑われる」とまで言ってしまうゲスで、一方犯罪を隠すのを手伝った弟は良心のかしゃくに苦しむという前半を下敷きに、これが後半の意外な展開につながると…
>>続きを読むボロ袋が行ったり来たりする薄気味悪い川、暗い屋敷、揺れるカーテンと階段
あと、ラングを模した裁判官
あと、兄さんのニヤリ性描写
序盤から弟の兄嫁への意識がもう少し表れてたらなあ〜 しかしメイドにし…
想いを寄せる相手、それが許されざる恋であっても、彼女の未来を守りたいと、兄が犯した犯罪の隠蔽に加担してしまった弟。兄はその後その経験をもとに小説家と大成して行くが、弟は逆に全てを失う事になる、それを…
>>続きを読む例え裁判で無罪だったとしても足が不自由で陰気な人だからという偏見から犯人だと決めつけ、家の窓を割り、陰口を叩く民衆、勝手な正義を掲げ他人を追い込む名もなき人々こそラングが一貫して描いてきた真の恐ろし…
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