シュトロツェクの不思議な旅の作品情報・感想・評価 - 5ページ目

シュトロツェクの不思議な旅1977年製作の映画)

STROSZEK

製作国:

上映時間:110分

4.0

「シュトロツェクの不思議な旅」に投稿された感想・評価

梅田

梅田の感想・評価

3.6
邦題通り不思議な映画ではあるけど、「不思議な旅」なんて邦題から想像されるような呑気な映画ではなく、一人の男がただ全てを失っていく物語。ラストの「循環」、そしてそこからの脱出は衝撃的だった。しかし、ただ悲壮感ばかりがあるわけでもない。巨大なトレーラーが画面左側から切り込んでくるショットや、ラストの動物たちの奏でる音楽のシーン、あるいはシュトロツェクがチンピラになされるがままのシーンなどなど、忘れられない部分がたくさん。まだ鑑賞2作目だけど、ヘルツォークって人は絶対どこかおかしい。
umd

umdの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

やっぱりバットエンドかー。
厳しいなー。
めちゃくちゃ感情移入したのに。
キャラクター描写が超秀逸で最高だったのに。
最後、リフトの頂上で馬鹿みたいに銃を発砲しながら踊ってて欲しかったなー。
3104

3104の感想・評価

3.8
ヘルツォークが思い描いたアメリカへの憧憬と、やがて感じた失望が色濃く反映されている(であろう)作品。

ブルーノ・Sが『カスパー・ハウザーの謎』に続き、ヘルツォーク作品2度目の主演。なんでも彼は本職の俳優ではなく、普段は路上で演奏し身銭を稼いでいたという。さらに若い頃は「施設」内で外界と隔てられた暮らしをしていたそうで、どうしても今作の主人公シュトロツェク(や、前出演作のカスパー・ハウザー)の境遇と重なって見えてしまう。

そんな彼≒シュトロツェクに物語は救いや癒し、希望や赦しを与えることはしない。ベルリンで痛めつけられアメリカに渡る。希望の国アメリカ。しかし九官鳥は失われ、愛する人も去り、住む家まで取り上げられてしまう。

ほうぼうの体でカナダにたどり着いたシュトロツェク。
ここで物語は「回転」をする。
回りながら燃えるトラクター、鳴き続けるニワトリ、ピアノ、ウサギ、サイレン・・。
レコードの終わりに施されたエンドレスループの仕掛けのように、狂ったように同じ音を再生し続ける。

この世界は終わらないのだ。彼自身がレコードから針を上げるまで。ならば取る方法はひとつしかない。
ヘルツォークとしては真っ当な?ロードムービー。回り始めてしまった車は、ぶち壊さない限り動きを止めない。
今回の特集上映作品の中では唯一の現代劇。そしてヘルツォークによるアメリカ論とも言える本作は、乾いたユーモアや嫌味の行間に優しさも窺える奇妙な寓話のごとき一本。

暴力や貧困を描きながらも軽妙な語り口なのが面白い。破滅に向かうラストですら妙に可笑しい。
ひたすら回り続ける無人の車は『小人の饗宴』のモチーフの再利用だし、芸をする小動物の悪夢的な繰り返しもリンチを思わせる歪んだユーモアで強烈に記憶に刻まれる。

辺境にこだわり続けたヘルツォークが描くアメリカは、ある意味で辺境よりも過酷な場所。アメリカンドリームを打ち砕く破壊力に満ちた、ダークなロードムービーでした。
oqmr

oqmrの感想・評価

-
鉄琴ガコガコ涙ポロポロ、みたいな感じでしょうか。ファインアートは見出せないがその根底は見た気はする。決して美しくはならない状態や感情が存在する。それの表象の仕方に慣れていない僕。
ヘルツォーク作品初鑑賞。とても興味深いので他の作品の様子も見てみたい。
skip

skipの感想・評価

-
男が奏でる粋な音楽。謎な面子の国外への脱出紀行。目に飛び込むアメリカの景色と微笑ましいリアクション。悲喜と共に消えていくトレーラーの音。回る車。畳み掛けてくる鶏の踊り。アクが強いけどユーモラスだし優しい。
貧困や暴力といったはきだめに音楽家を持ってくるこの設定に弱い。ロードムービー然としたアメリカへの逃避行もテンポが変わるしなにより表情に惹かれた。当然の成り行きながら哀しく滑稽で印象に残るシーンは多かった。
ysm

ysmの感想・評価

3.5
最後の音楽に合わせて踊る鶏やピアノを弾く鶏たちが可愛くて面白いのに、なんでか悲しい。泣き笑いみたいな表情で観てた。
TagTak

TagTakの感想・評価

-
自由と成功を求めて西ドイツからアメリカへ渡った男を通して、アメリカンドリームへの幻滅を描いた作品。

主人公のシュトロツェクとその友人である老人がローンを滞納して家を差し押さえられて、「アメリカに復讐してやる」と床屋へ強盗に入る場面は笑った。
task

taskの感想・評価

-

デヴィッド・リンチ オールタイムベストの1つとして
また、イアン・カーティスが死の直前に観たとされ名高い本作。
それはもう…