エロい。ものすごくエロい。濡れ場なんて一切ないのにめっちゃエロいぞこの映画。それは登場人物の関係性がもたらすエロスであり、役者の凄まじい演技がもたらすエロスであり、圧倒的な照明効果により高まる明暗の…
>>続きを読むものすごい緊張感で消耗する。『奇跡』と同じように室内ではずっと柱時計がかちかち鳴っていて、轟々と風が鳴るクライマックス以外は物音を入れていない。
丸々とした老年の女性へアロフス・マーテが魔女の告白…
ただただ人の愚かさと怖さを感じる
女性の人権が存在しない世界で、女性同士でさえお互いを告発し合う悲劇しか生まない時代が本当にあったというのが怖くてしかない。男性が常に安全圏にいる姿が憎らしかった。
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アプサロンの後悔を母が咎めるとき、カメラは幾度も180度の規則を破り、ふたりの断絶を試みる。しかし母はそうしたカメラの作為をはねのけ、息子に体をすり寄せるのだから、この映画では実の母子にこそ強い近親…
>>続きを読むうぐおっっっっ
こわい、こわすぎて微動だにできず……
科学による証明がものを言う時代に生まれていてよかったと、訳の分からない方法で自分を落ち着かせようとしている(科学による証明だからと大胡座をかいて…
この映画が煽りたてる映画的感性の昂ぶりは、誰もが間違いなく瞳を差し出していながら、抒情とは折り合いが付かぬが故に見落とされがちな陰翳豊かな照明の力からくる。
表層に露呈したものの輪郭や影の濃淡の戯れ…
白黒ながら陰影を巧みに使った映像美。
音楽効果を多分に感じた。
魔女狩りが横行した時代背景やそもそもの宗教的価値観は完全に理解できるものではないため、そもそもの作品理解も簡単ではないが、一つの事件…
(c) Danish Film Institute