13回の新月のある年にに投稿された感想・評価 - 16ページ目

『13回の新月のある年に』に投稿された感想・評価

みお

みおの感想・評価

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ロニホーンの朗読の記録で引用されていたので観たけど、ブラーブラーブラーのあの独特なリズムは確認できなかった じっとりと展開が進んで寄り添うようなそぶりをみせながらも最後はあっけなくみんなが目を合わせ…

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XXXXX

XXXXXの感想・評価

3.6

「人生は素晴らしい。でも私の居場所はなかった」
7年に一度訪れる太陰年、トランスジェンダーのエルヴィラの、精神が崩壊していき、死へ突き進む様を描いた作品。

ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督…

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後戻りできない、受け入れられることのない孤独な彷徨。
数奇な星回りのせいにでもせずにはいられないやるせなさが滲む。

このレビューはネタバレを含みます

然うして又た、誰れにも寄り添はれぬ遺体のおはなし。


現在、或いは未来を生くる為めに、過去を手繰る主人公。然し彼女にはもう、何処にも行き場が無い。何んたる悲運。過去にも未来にも、場所が無い。文字通…

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エルヴィラの最期の孤独な5日間。哲学的なセリフのなかにも明かされてくエルヴィラの過去がなかなかきつい。最期もきつかった
avvi

avviの感想・評価

4.0

『第三世代』のライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督作品。一昨日は、「国際反トランスフォビア・ホモフォビア・バイフォビアの日」ということで鑑賞。
男性から女性へトランスセクシャルを果たしたエルヴィ…

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バイセクシャルのファスビンダー監督が、愛人だった男優アルミン・マイアーの自殺を受けて自主制作した個人映画であり異色作。カメラも監督が回している。マイアーが睡眠薬の過剰摂取で亡くなったのが1978年5…

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mam

mamの感想・評価

2.8

このレビューはネタバレを含みます

パートナーに捨てられ、親からも見捨てられた事を修道院で知り、性転換をするきっかけになった昔のパートナーと女友達にも裏切られ、妻子からも同居を拒まれ、行く当てを無くしたトランスジェンダーのエルヴィラ。…

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誰にも愛されず、必要とされず、完全な孤独を悟った時、人は死ぬしかないという映画。主人公は自ら語っているようにエゴイストで他人への共感力がない。自殺しようとする男にすら構ってもらおうとするが、会話と噛…

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ヒチ

ヒチの感想・評価

5.0

社会と自らの身体に「居場所のない」主人公が彷徨う姿を冷徹とも言える視点で(それ故に倫理的でもある)描き出した衝撃作。形式を捨てた語りの先に浮かび上がる剥き出しの魂。

「人生は素晴らしい。でも、そこ…

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