荒唐無稽(こうとうむけい)にさえ感じられる壮大な作品であり、荒唐さ(こうとう:とりとめのなさ)については、劇中に登場する人物たちが口にする、形而上学的な抽象概念の奔流(ほんりゅう)によって、またその…
>>続きを読む2025年 70本目
アンジェイ・ズラウスキー監督手掛けるSF映画。1977年、政府によって製作中止を余儀なくされ、その10年後に失われた約1/5の内容を音声でフォローし、ついに完成した幻の超大作…
観る者にとって非常に疲弊する体験でありながら、同時に強烈に美しく、傷ついたまま輝き続ける遺物。
完結していないからこそ、この映画は時間と共に変わり続ける生命体であり、今なお再解釈され続ける神話となっ…
このレビューはネタバレを含みます
社会主義国家で製作されたSF映画はメタファーを含んでいる作品があって面白い。SFだと検閲から睨まれた時に「あ、これ別の星の話なんで!」とかわせるからだろうか。でも逃れ切れなかったのか(製作費が予算オ…
>>続きを読むルーツ
無神論的演技論の完成というよりも、その脱却。演技と信仰、俳優の起源についてズラウスキーなりの哲学的な探求だった。その探求を地球から遠く離れた銀の惑星、神不在の惑星を舞台に、3人の宇宙飛行士…
めっちゃ楽しめた、全体的に広角レンズでの撮影が独特で撮りかたが面白い、SFとしての雰囲気作りもすごい上手くて、あとすごい哲学的な会話が多いい、自分は哲学好きだから楽しめたけど死ぬほど疲れる、それと全…
>>続きを読む作中で冒険と生存を描きながら、現実での歴史を紡いだ作品。映像の欠片と欠片を繋ぐ語りがあるからこそ、文脈の中を探求することができる。映像の端々から〈人間とは何か〉とラディカルに問われ続ける。
やはり…
“人は信じた時だけ考えることができる。信仰なくして思考はない。信仰を持つ者だけが考えを持つ、ゆえに、信仰を理解したいと思うべきなのだ”
間違いなく、この世で最も神に近づいた映画。
人間、地球、文…
壮大な叙事詩的映画なので正直、大まかな設定を理解するので精一杯だった。あらすじ読んでから見ればよかった。でも絶対近いうちにまた見る!!!
カメラを覗き込むようにして撮られた白い顔、唐突に挟まれるメタ…