ソフィア・コッポラ好きなんだよねぇ
映像の雰囲気が好きなんだよねぇ
大人になるって難しいよねぇ
歳を重ねても、きっと子供が出来て親になっても、自分が子供の頃考えてたような大人になれてないなって思う…
これまた何も起こらないけれど、好きな映画です。
何不自由なく起伏も無い生活の中で、ふと自分が空っぽだと感じてしまうことってあるなぁ。
余裕があるからこそ考えてしまうんだよね。
でもまた歩き出す主人…
『オンザロック』を観ていない今、ソフィアコッポラの中で一番好き。
親子の視線のずれと遠さを埋めるエルファニングのスケート。
テンポも何もない編集や無駄に情緒的なカメラワークが、外の世界が広がって…
絶妙な間と長回し。クリオ(娘)と過ごす閉じられた2人の時間が、不安定なマルコの実存をこの世界にかろうじて繋ぎ止めてくれる。映画は必ずしもなにかドラマチックな物語を作りあげればいいというものではないと…
>>続きを読む<概説>
人気俳優の親子の日々はゆるやかに進んでいく。数多の女性の影を匂わせながら、この華やかな日常はどこへ向かっているのだろうか。第67回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞作。
<感想>
物語…
ソフィア・コッポラは『マリー・アントワネット』しか観ていなくて、つまらなかったので本作も期待せずに観たのだがとても良かった。
父と娘の数日間が淡々と描かれるのだけど不思議とまったく退屈しない。他の作…
鏡を見ながら育毛薬を飲みツーショット撮影時に台に乗るスターの主人公。
固定視点の静かな長回しや少ない会話はアメリカ映画というよりヨーロッパ映画の雰囲気。
女にだらしないがヨレヨレのバンドTを着る主人…
どこかであり、どこでもない。
ここではないけど、どこかは答えられない。でも存在は感じられる。だから存在する。どこかに。
そんなところに大切ななにかがある。
空気をつかむような作品だったな。
かなり…