石川達三原作。今見ても面白いテーマ。資本主義をここまで丁寧に描くか。資本家イコール悪の単純図式ではなく、資本家も闘争家も経済の論理で動いている。
モデルは西武創設者の堤。そのまんまやん!というレベ…
若尾文子映画祭side B @シネ・ヌーヴォ
若尾文子というより、山本薩夫監督として観たかった作品。原作は石川達三で脚本が新藤兼人。石川達三は第一回芥川賞受賞。これは期待が高まります。
西武の堤…
1964年製作公開。原作石川達三。脚色新藤兼人。監督山本薩夫。観ておきたい作品だったので楽しみにしていた。タイトルから壮大な政治ドラマであると勝手に思い込んでいて、え?西武の堤康次郎がモデルの話じゃ…
>>続きを読む若尾文子映画祭SIDE.B
西武鉄道グループ堤総裁の剛腕と醜聞を大衆誌に連載されたものが原作のようで、新藤兼人の絶妙な匙加減により、バカな男達の為のスケールのデカいメロドラマとして完成度が異常に高…
山本薩夫監督による骨太な大実業家を巡るドラマであり、主演は山村聰と若尾文子。
さすがの山本薩夫監督作で、権力と金・女・策略・弱者との違いを圧倒的に見せつける山村聰は適役。また、若尾文子は(2号などで…