イギリススリラーを想起させる謎映画。
この後、マッシュ撮るアルトマン。全く掴みどころがない。
ひたすら静かに狂気を増していく、完璧なイギリス系の道徳的な女が色欲に抗えなくなっていく。
働くこともない…
ロバート・アルトマンの観る
両親から引き継いだ豪邸に
独りで暮らす中年に差し掛か
った裕福だけど孤独な女性
フランセス。雨降る寒い日に
窓越し公園のベンチに濡れた
まま座る男が気になり家に
呼び入…
無言で佇むだけのなんてことないショットを不穏さで支配してしまうサンディ・デニスの貌がとにかくいい。これに尽きる映画。例えるなら『寝ても覚めても』の唐田えりかのような得体の知れなさ。共感を寄せることは…
>>続きを読むサンディ・デニスという女優さんを知らなくて、だからもう、フランセスが実在の主人公にしか見えなかった。視線の外し方とか、口角の歪ませ方とか‥表情筋の使いようが凄すぎる。
演出も面白かった。
青年と2…
このレビューはネタバレを含みます
裕福な女性が、公園で雨に打たれる青年を家に滞在させてから展開される、2人の間の奇妙なパワーゲーム。口がきけないと思われた青年が、一時帰宅した際に急に話し出すシーンに始まり、小さな想定外が積み上げられ…
>>続きを読むようやく「ロバート・アルトマン傑作選」を観に劇場へ行けた。前に投稿した『三人の女』(1977)を含めて、女性を主人公にしたロバート・アルトマンの三部作。
『雨にぬれた舗道』は長編第3作。アメリカで…
こういうヤバい喪女、つくづく周りにいるよなあ、と…。性を忌避しながらも性を欲望するのは、社会的な抑圧もあってのことかもしれない。
物語は途中まで先が見えないけど、格子状の窓、そこに映る歪んだヒロイ…
30代の独身女性(立派なお屋敷で一人暮らしをしているご令嬢)が公園でずぶ濡れになってる青年を自宅に保護して、活き活きし始めるサイコホラー。避妊へのスタンスからWASP風刺と捉えたけど、ラストに行くに…
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