B級映画とされてもおかしくない過激描写も、怒りのこもった痛烈なメッセージ性と合わさることによって完全に正当化されている、というか相乗効果を生み出して映画が別格扱いになっているケース。
皆が言うよう…
大昔、根本敬の「因果鉄道の旅」を読んでM県W島という売春島があるという話を知り、ほどなくしてそれが三重県渡鹿野島であることを知った。この「人魚伝説」のロケ地の1つが渡鹿野島となっている。私にとって海…
>>続きを読む先住民vs開拓者、自然vs人工の構図。表面上のストーリーは殺された夫の仇打ちだが、この映画が描きたいのは「自然の逆襲劇」だと解釈。敵は主人公にとっての原発であり、島でかくまってくれた女性にとっての主…
>>続きを読む田舎で、アワビを採ることを生業としている若夫婦が政治の闇に巻き込まれ、夫が殺される。挙げ句、妻が容疑者とされ、心と身体に傷を負った妻が、闘争の末、覚醒。壮絶な復讐を誓う悪鬼となる。
主演の白都真理さ…
今見ると典型的な邦画的展開というか、とりあえず不幸な女性が性にまみれるみたいな描写がたくさんありなんだかなーという感じではあるが、それでもこの生っぽいエネルギーとラストの一連のシーンのカタルシスは一…
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