美しく荘厳なブライズヘッドには二面性がある。表向きはきらびやかで豪華絢爛な面構えをしていながら、裏の顔は金、宗教、束縛、執着という人間の本質的でありながら汚い面を何世代にも渡りながら細部にわたって染…
>>続きを読む宗教を笠に着た人間の傲慢さ、残酷さ。これがカトリックに改宗した作家が書くものなのか。これを見て宗教がいいものとはぜんぜん思えない。
後半誰もセバスチャンのことに触れなくなるのが信じられなくて戸惑っ…
ベン・ウィショー目当てで……やっぱり彼には精神的に脆くて儚い役はすごく似合うと思った。心をじわじわ侵食するような切ない、幸せになれないストーリーが印象的。音楽も美しいです。
邦題はなんとかならない…
中流家庭に育ったチャールズ・ライダー(マシュー・グード)はオックスフォード大学に通う学生だが、本当は画家志望。大学で、貴族出身のゲイでアル中のセバスチャン(ベン・ウィショー)に気に入られ、友人になる…
>>続きを読む
今年見た中で一番、日本語タイトルとキャッチコピーをどうにかしてほしい。
ベンの退廃的な美しさだけで2時間でも3時間でも見られると思った。全てを彼に持って行かれてストーリーが追えず、出てこなくなっ…
宗教観の薄い日本人にとっては厳格なクリスチャン一家であるが故の障壁なんかは詳しく説明されない分、少し分かりにくいのかもしれない。かなり宗教的な部分で兄妹と主人公は悩み、事はうまくいかないのである。…
>>続きを読むイヴリン・ウォーの原作「ブライズヘッズふたたび」では、語り部チャールズ視点で控えめに表現されていた親友セバスチャンとの関係が、この映画ではセバスチャンがゲイとあからさまにされ、チャールズ、セバスチャ…
>>続きを読む