画面の中を人物が出たり入ったり、暴れ回ったりカオスをコントロールする手捌きにただただ興奮する。
奥行きのある画面でそれぞれの物語が展開しまくる楽しさ。それが一つに収斂していく。狩りの横移動が反復され…
ずーっと観たいと思っててやっと観れた。
冒頭で「フィガロの結婚」の、
敏感な心、忠実な心、
愛が及ぶところで誰が愛を避けるのか、
それほど苦いのをやめる:
変わることは犯罪ですか?
キューピッド…
ジャン・ルノワール監督作 1939 木を鳴らすと兎や鳥が横へ移動してゆき、その動物たちを片っ端から銃で狩っていく狩猟シーンの完成度、変な事考えずに楽しめればある種の心地よさまで感じてしまうほどの…
>>続きを読むずいぶん前に観た以来の二回目
タイトルが皮肉に思えるほど混沌と狂乱に満ちたまま、幾重にももつれた恋のから騒ぎ、いやバカ騒ぎが尋常じゃないスピードで巻き起こる
終盤やっと規則を取り戻すかと思いきや、唐…
端的に時間・空間的な隔たりによってJean Renoirの意図してなかっただろうきわめて表層上の〈ゲームの規則〉が共有できず、死への態度など不思議でそれ自体もまた面白かった。
(コメディとしての演出…
このレビューはネタバレを含みます
単純に内容とかジャンルが好みとは合わないけど、凄い映画だと思った。
社会的な風刺を込めた内容も評価されてるんだろうけど、それよりも凄いと感じたのは、舞台が別荘?に移った後の狂乱的なドタバタ具合。人…
☆今回は坂本安美さんの前口上付きでした。上映素材入手までの顛末、ルノワール独特の配役(少しズレた=例えばパリ訛りの役者を田舎の人に配役するとか)、トリフォーのコメントetc。
☆まさに、火がつき始め…
現代の映画作家シリーズ 『ジャン・ルノワール 第三部 規則と例外』の予習のために再見 オクターブがルノワールって知ってから観るとますますこの野郎、最高♡ となる オクターブが一発逆転の夢を捨てて現…
>>続きを読む上流階級の人達が屋敷の中で走り回る狂騒のパーティー。
画面の手前と奥、別々の位相でですれ違う人々は決して互いに交わらない。あと、階級というもう一つのレイヤーが更に分断を重層的なものにする。
嘘をや…