絶妙な照明に終始唸るが終盤で家に突撃されて2人が抱き合うショットの後ろの木の割れ目から漏れる光の具合が凄まじい。殺した夫の声が2度聞こえてきてそれが同じようなシチュエーションによって喚起されるという…
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多分、四谷怪談や番町皿屋敷、置行堀(というかのっぺらぼう)辺りがベースになっているみたいで、愛のコリーダに続きこちらも良い意味で裏切られた。不安を煽りながらも幻想的で美しい映像と照明や演出、武満徹の…
>>続きを読む👻不倫によってその存在が脅かされる【怪談仕立て】のメロドラマ。大島渚らしく「目に見えない何か」と一組の男女の破滅を描いた狂った日本の風習&システム批判劇。90年代後半から流行るJホラーの始祖的作品で…
>>続きを読む大島渚最終作の『御法度』観直したら、独特な結晶具合がキューブリックの最終作『アイズ・ワイド・シャット』を思い出させた。これも観直せば大島版『シャイニング』って感じ。で大島渚は日本のキューブリックだっ…
>>続きを読む2022年現在カンヌ映画祭で唯一監督賞を受賞した日本映画で、淀川長治のお気に入りでもあったらしい大島渚作品。
辺鄙な田舎の愛憎劇ってこともあり変な訛りの出た台詞には何処か可笑しさが感じられるものの…
新文芸坐で『愛の亡霊』『愛のコリーダ』。70年代に大島渚が到達した愛の極北映画二本。
『愛の亡霊』殺された田村高廣が幽霊になっても吉行和子に慈しみを施すファンタジーにさえ思える。
『愛のコリーダ』藤…
このレビューはネタバレを含みます
音楽もすばらしくオープニングがまずいい。人力車だが。まるでタクシードライバーのオープニングぬるっと登場するイエローキャブのよう。車屋儀三郎。人力車夫。体力勝負なある意味侠客である。酒もつよい。ちいさ…
>>続きを読む美術とか撮影とかがとにかく素晴らしく作品の世界観にどんどん引き込まれる
邪魔になって殺すくらいだから、後半は必然的にもっと愛のコリーダにならないといけなかったのではないかとも感じましたが見応えある作…