J.P.メルヴィルのデビュー作。
ストイックな作風は、カール・ドライヤー、ブレッソンに似ている。だが、やたら五月蝿い音楽の使い方がまだ演出に慣れていないのか、感受性を疑ってしまう。
撮影はアンリ・…
終わらないモノローグ
1947年 フランス作品
チクタクチクタク…
時計の針の音が
静けさを際立たせる
雪景色
暖炉の炎
瞳の輝き
モノクロの映像が
美しさを際立たせる
フランスの田舎町
老…
1941年ドイツ占領下のフランス。老人と姪が暮らす家が接収され、ドイツ軍将校が同居することになる。将校は毎日軍服から私服に着替えて2人の前に現れ、フランスへの憧れなど様々な話をするが、ドイツへの抵抗…
>>続きを読むジャンピエールメルヴィル作品。メルヴィルの長編デビュー作は細かくて繊細な人物描写を表した傑作でした。メルヴィルの作品といえば、一切無駄がないストーリーと説明、そして「メルヴィルブルー」と呼ばれるフィ…
>>続きを読むジャン=ピエール・メルヴィルの
デビュー作観る
1942年ドイツ占領下のパリで
秘かに発行されたレジスタンス
文学の戦後まもなくの映画化
発行当時のバレたらヤバい書物
を思わせるオープニング
老…
1941年、フランスの民家にドイツ人の音楽家で将校のヴェルナー(ハワード・ヴェルノン)が滞在することになる。家主の老人(ジャン=マリ・ロバン)と姪(ニコル・ステファーヌ)は沈黙によって抵抗の意思を…
濱口竜介によれば、話しを聞くということは、過去の自己を捨てていくことでもある。聞き手は、聞いた後、聞く前とは違う自己を獲得し、もう聞く前の状態に戻ることは出来ない。この映画は、聞くことによって、人間…
>>続きを読むあまりにゆったりした展開に最初は眠くなった(すみません)が、次第に覚醒。
光の使い方・カメラワークの技巧に優れており、独白を通じて三者関係が細やかに変化しゆく姿が繊細に表現されていたと思う。特に、…
第二次大戦下のドイツに占領されたフランスを舞台に、同じ家に住むことになったドイツ人将校とフランス人の老人、その姪の三人を通してどんな戦争映画よりも雄弁に当時のフランスとドイツの断絶した関係性や複雑な…
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