リヴ&イングマール ある愛の風景の作品情報・感想・評価

リヴ&イングマール ある愛の風景2012年製作の映画)

LIV & INGMAR

上映日:2013年12月07日

製作国:

上映時間:84分

3.6

「リヴ&イングマール ある愛の風景」に投稿された感想・評価

情報量が少ない。二人の蜜月から破綻の流れがさっぱり俺にはよくわかんなかった。50年前の有名な二人の話。2019.2.8文芸坐
4

4の感想・評価

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二人の関係が素敵すぎる。
メイキング映像と映画の一部が使われていて、それだけでも観てよかったと思える。
女優と監督という関係だけでなく、普通の男女としての関係でもあり、親友としても支え合っているなんて最高すぎる。
二人が恋人としては別れても一緒に映画を撮り続けられたのはこんなにいい関係があったからなのか。映画の繋がりって良すぎるな。いいドキュメンタリーだ。
映画によって繋がっていた二人は、その人生もまるで映画のようだった。
これは...ベルイマン好きじゃないと楽しめない映画だと思う。リブウルマンのインタビューに、

1.当時のメイキング映像
2.ベルイマンの映画の断片
3.撮り下ろしの風景ショット

の3つを時には再現シーンとして、時にはリブの心象風景として、挿入して進められる。

これ以外の要素がなくて、一本調子で続くので映画としてはかなり退屈だ。

全体的に構成(統御)の力が強く、現前性は薄い。

撮り下ろしの風景ショットは、とても丁寧に綺麗に撮ってはいるが、審美的な切り取り方をして、色も青く転ばしているので、どうしてもイメージ性が強く、「生きた風景」として見れなかった。このあたり、そのショット内やショットの連鎖で何かが起こる気配が一切期待できないのが退屈の原因だろう。

ベルイマンの映画はベルイマン自身の内面や問題をモロに出した私小説的な要素も強いので、リブウルマンの回想インタビューの挿入画として映画の抜粋を使うのは、よく親和するのは、それはそうだろう。ただだからどうということもなく、映画の断片が繰り返し出てくると逆に少し野暮にすら感じた。

この映画を見ていて感心したのは、リブウルマンの顔。出演作の断片がたくさん出てくるのだけど、どれも違う顔をしている。美しさも異形の様相も、幼さも老いも感じられて、役によっての変幻ぶりが現れている。

最後の老いた2人のスライドショーは、いいね。やっぱホームムービー的感動にはなかなか勝てない。

ちなみに個人的に映画の抜粋をアスペクト比を変えて使うのは良くないと思うなー。

このレビューはネタバレを含みます

とんでもないミーハー発言なので伏せました。

この監督を知らない頃にふと渋谷の映画館に入って観たことしか覚えてません。
それが今年の1月、パリのサンミシェルのとある古い映画館で彼の作品が連日上映されることになって何回か観に行ったのですが、仮面のヒロインを見た途端、身に覚えのある優しさに包まれました。それが彼女だったのですね。嬉しいです。

いつかまたこれを見たいですが、どこで見れるのでしょうか。
akimi

akimiの感想・評価

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監督と女優の関係、その業の深さよ…… でも親友になれるっていう道は素敵。
2013.12.7
とってもいいドキュメンタリーだった。血の通ったドキュメンタリーだった。リヴウルウマンの表情や気持ちを丁寧にくみ取った映画だなあ。ベルイマンの作品はやっぱり面白い。そしてベルイマンもとてつもなく面白い人だったってことがわかるね。ほんとかっこいい人だよ。
c

cの感想・評価

4.0
二十歳最後の夜に、やっぱりどうしても映画館で映画を観たくて20時過ぎてから必死に検索しまくって行き着いたのがこれ。昨年末に公開されており、見逃してしまっていた映画。下高井戸シネマ、ナイス。

巨匠イングマール監督と名女優イヴの数十年に渡る恋と愛と友情について、イヴによって静かに語られるドキュメンタリー映画。
開始三分にして、びっくりするくらい泣いてしまった。これは単なる有名な監督と女優の間にうまれた特別な恋愛を描いているわけではなく、どこにでもある普通の愛についての話だった。いや違うな。どこの二人の、どんな愛だって、全部特別だってことなんだよな。
Emma

Emmaの感想・評価

4.5
マスコミ試写で拝見しました。

ベルイマン監督をあまり知らない人でもついていける構成になっていて、なによりオープニングから心を掴まれる『映像美』は必見です。

作品はりヴのコメントによって進んで行きますが、ひとりの女性の生き方としても、目から鱗と言うか。あぁ、人ってこんなふうに愛し合えるものなのかと心が洗われる作品です。

これを見てベルイマン映画を見たら二倍は楽しめるのではないかなと思います。あぁ、このシーンのとき二人は喧嘩してたんだよね、なんて思いながら。