私は4人の姉兄たちと年の離れた末娘でした。父も母も映画・演劇の役者でした。母は私が11歳の時ガンでなくなり、私は父と2人で暮らして育ちました。
たまに兄弟が集まる日曜の夕食の席で、兄が冗談気味に、…
サラ・ポーリーは「スウィート・ヒアアフター」で大好きになったのだけど、ミドルヒットしたあの監督作品はあまり好みではなかった。その後彼女の映画は見てなかったけど、今回はあまりにもパーソナルな内容で、正…
>>続きを読む自分よりも先に生まれてる人達が過ごしてきた時間とか、その人達よりも亡き母と過ごした時間が少なかったりとか、もしかしたら血がつながっていないのかもとか、末っ子なりに追い付きたいという気も芽生えるだろう…
>>続きを読む自分が経験した過去を物語として誰かに語ることができた時、初めてそれを乗り越える事ができたと言えるのではないか
わかりきった事ではあったが、「物語る」というテーマをここまで最適な形で表現したことが凄い…
このレビューはネタバレを含みます
そうか、物語る私たちが主人公なのね。自分の知らない母のことについて家族にインタビューしていったら、結局はそこにはみんなのお母さんへの愛情とか、家族のあったかい相互関係なんかが意外としっかりした輪郭で…
>>続きを読む亡き母を知る様々な人へのインタビューという形式で、監督自身の出世の秘密について掘り下げてゆくドキュメンタリー作品。
後半には思いがけない展開が。
タイトル通り、それぞれの立場の人が、ひたすら語りま…
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