『ウーマン・トーキング』まだ見れてないけど、同じく「物語る私たち」の映画なはず。
撮影している主体も撮られる客体にするという構造は、ドキュメンタリーにおいてありふれたものかもしれないが、本作で(確か…
このレビューはネタバレを含みます
この女優さんもこの監督さんもまったく知らないけれど、亡くなった人のことを家族全員で語って、いない人のキャラクターを形作っていく。なんだかとてもいい。
どの家族でもできそうだけど、その人がどんなふう…
カナダの女優として子役時代から国際的に活躍し、映画監督としても評価の高いサラ・ポーリー。
彼女が家族や近しい友人たちにカメラを向け、彼女自身の出生の秘密を紐解きながら、若くして亡くなった母親の為人に…
共に過ごした時間がどんなものであったか、それこそがそれぞれの2人の関係性そのものであるのだなあ、と思った。
関係性に名前を付けたくない私にとって、契約や血縁に依らず(超えて?)、共有する時間を基にし…
さらっとサラポーリー掘り第3弾。これこそガチ掘り!個人的につい数日前に見たばかりであるテイクディスワルツの脚本執筆時と今作作るに当たっての調査時での細かな時系列が気になりましたね。マーゴはダイアンを…
>>続きを読む家族の中で、自分だけ顔が似ていないのはなぜか。
ドキュメンタリー版「秘密と嘘」かのように、秘められた家族の嘘。女優であり、映画監督でもあるサラ・ポートリーが、亡き母の「秘密と嘘」を求めて、父親、兄…
再現シーンに気づいた時に、全編モキュメンタリーなのかと疑ってしまうような稀有なストーリー。いったん疑うと、冒頭のインタービューの準備場面すらも周到な演出に思えてくる。
一つの事柄を複数の視点から捉え…
「現代アートハウス入門 ドキュメンタリーの誘惑」特集上映の一本。
カナダ映画で、字幕が寺尾次郎さんだったのでフランス語の話かと思ったら、オンタリオ州トロントとケベック州モントリオールを行ったり来た…
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