「エレニの旅」に続く3部作の2作目にして、これが遺作となってしまったテオ・アンゲロプロス監督作品。
3作目が観れないのは残念で仕方ないが、これが完結編と言われても違和感はない。むしろ1作目だけで良…
アンゲロプロスは時と記憶が交差するなかにしか人は生きられない、という宿命を映す。
Aが撮ろうとする映画は、彼自身の人生そのものであり、そして観客が観ている映画もまた、構築された記憶の断片でしかない。…
「エレニの旅」から続く「二十世紀三部作」の二作目にして、最終作「もう一つの海(仮題)」の撮影が開始した直後に監督の交通事故死によって製作が頓挫したことで、遺作となってしまった作品。
「エレニの旅」と…