本来であれば他人の日記帳を覗くなどと言う行為は異常なまでの胸の高まりと、拳大程の背徳感に脅かされながらするべきなのだろうが、メカスの映画によるそれは、まるで死の寸前に見る走馬灯の如きスピードで目の前…
>>続きを読む「目に移るものを礼讃するだけ」
撮られているもの全てに光が当たっていた
幸福に包まれて泣きたくなるような瞬間ばかりだった 彼の記憶は私の記憶となって、いつまでもきっとどこかで重なっていく
出会えたこ…
アケルマンの時にも感じた没入感というか、この全く自らと関係ない世界が連関してるように思える。懐かしさ、愛おしさ。
彼の視点の断片が見事に、襲って来るとともに見るのではなく存在させておきたいような感覚…
カメラ=眼
女性を撮るときに、それまでと明らかに異なる時間が流れる。こんな風に女性を撮れるのか。
特に最後のシーン。美しすぎる。
何を見ても「故郷」がある。
なぜ、これほどに心を打ち震わせられて…
[日記と日記映画の違いについて] 70点
人の日記を頭から読む人間がいないのと同様に、人の日記映画を頭から見ても仕方がない。だから「As I Was Moving Ahead...」とて一気に見な…
地球が回り、時計の針が進むのならば、メカスの日記はロールが回り、時を刻む。細密に切られたフレームの繋がりは、自ら生みだした斑な時空に、光と寄り添い、fantasticに通り過ぎていくもの。ひとつのロ…
>>続きを読むずっと目を凝らして見つめるのは無理 だけど朝から晩まで自室でこの映像が流れてたらとても嬉しい 映像的な良さも勿論あるだろうが、メカスの毎日をできるだけ生のまま且つ美しく捉えようという強さが作品を輝か…
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