我が身。自分のこととして受け止めないと。
共産主義者を、そう決めつけられた者も含めて1000人殺したという主人公。その仲間たちが、当時の尋問・拷問や虐殺を自ら演じて再現する。
彼らは現政権にと…
彼等"英雄"(実は元々ただの街のチンピラでそして今はもはやヤクザ)が高らかに言い放った弁、「俺は国際法を信じない、ジュネーブ条約?なら俺がジャカルタ条約を作ってやる、勝者が歴史を語る、俺は勝者として…
>>続きを読む地元のゴロツキと何ら変わらないムーブを見せつけるパンチャシラ青年団のお偉いさんが、大虐殺を行った村では美人を一人残らず凌辱した、と語る。罪の意識などカケラも見せずに。特に十四歳は最高だ、お前は地獄だ…
>>続きを読むインドネシアの虐殺経験者が同じテーマで映画に出演する
冒頭で加害者は当時の様子を誇らしげに語ったって出てたけどそんな風には感じなかった
共産主義者の息子が共産主義者の役をして追い詰められた演技をし…
これは映像による記録という域を超え、記憶、倫理、権力、そして存在論的な暴力の本質に肉薄する一種の哲学的実験である。
特筆すべきは加害者自身によって自らの殺人行為が再現されるという構造の倒錯性である…
© Final Cut for Real Aps, Piraya Film AS and Novaya Zemlya LTD, 2012