2014年。北海道芦別市を舞台に撮った地域自主制作映画。芦別市で医師を引退し、病院を「星降る文化堂」に変えて営む鈴木光男が亡くなる。通夜と葬儀から初七日、四十九日(ななななのか)まで、法事に集まって…
>>続きを読む8年ぶりに観た。
なんて複雑で悲しくて、そしてロマンに満ちたお話なんだろう。
「これが僕の青春だった」
「綾野は何のために生まれて、何のために死んだんだろう」というシーンで胸が張り裂けそうになった…
圧倒的なパワーで約170分を強引に観る者を引き込む作品。
生と死、虚と実、映画と生活、さまざまなエッセンスをぶち込んで闇鍋のごとく何が入っているかわからない鍋をつついて、わけわかんねーでもおもしれー…
映画自体が時間を圧縮したような健忘的あるいは突発的なカット割、シーン展開で進んでいく
意識的なのか無意識的なのか、それが戦争を経験した老人の、または大林宣彦の知覚世界に近いものなのかもしれない
馬鹿…
「この空の花」「野のなななのか」「花筐」
戦争三部作の第2作目
黄昏時はさびしいなぁ
街中みんな綿帽子
北海道 芦別の寒い夜
あぁ胸をぐっと掴まれる
掴まれたまま離れない
夕暮れが目に染みる
…
素晴らしすぎやしないか。。。
2010年代の大林作品は国宝やと思う。
昔は年配者より見たり聞いたりして学んだものを、こうやって映像作品を通してでしか受け入れられへん時代になったけど、日本人として忘…
あっという間の3時間。現代作家には絶対につくれないものすごい「映画」だった。
なななのか、北海道、芦別の美しい風景と歴史、樺太、戦争、9月5日、3.11、死生観、紡がれていく鎮魂の想い。過去、現在…
開始早々、野の楽師ことパスカルズが映った瞬間に何とも言えない“ヤバさ”を感じた。彼らの映像が挟まれることで調和と均衡が保たれていたように思う。中原中也「山羊の歌」。芦別市のご当地グルメ…ガタタン。危…
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