このレビューはネタバレを含みます
刑事グレン・フォードの一人勝ち。階段を降りるといつもそこには危険が。子供も女も上階に匿われる。ベビーカーに乗った人形。警察署を模した積み木。悪の巣窟の様な地下のバー。暴発するグレアムの怒りでバタバタ…
>>続きを読む超タイト。全くもって無駄のないノワール。ドイツ表現主義的な手法はこの頃には影を潜めていて、演出やカメラワークは抑制されている。マジでお手本のようなノワール。
他のノワールとは違って全然女に興味のない…
これぞハードボイルドというフリッツ・ラングの骨太なクライム・サスペンス。この時代の映画にしてはかなり熾烈な内容で、男だろうが女だろうが関係なくこの沸々とした熱が湧き起こる闘いに巻き込まれていく演出の…
>>続きを読むフリッツ・ラング監督のフィルム・ノワール復讐劇。
濃厚な物語を90分でこれほどまでに深く味わえる作品はそう多くないと思ってます。
周りを頼らない、個人で組織に立ち向かう主人公バニオンがかっこいい…
グレン・フォードの台詞通り彼に見つめられ切り返される者は悉く目を逸らすが、唯一グロリア・グレアムだけは顔半分を覆う包帯によって視線の反撥を免れる。
ラストでグレアムの額に汗が光り、それをグレン・フォ…
秀作揃いのフリッツ・ラング作品の中でも上位の出来では?
とにかくバニガン巡査部長(グレン・フォード)のアウトローなハードボイルドぶりがカッコいい。
前半の上司の圧力を無視して我が道を行く信念の男、…
復讐劇の皮を被った良質なメロドラマ。
主人公を復讐に燃え上がらせる契機となる妻との生活のシーンが、妻の死の引き金となる車のキーの受け渡しに至るまで、あまりに充実している。死の間際のグロリア・グレアム…
© Columbia Pictures