見る者全てを堕落と快楽の淵に突き落とす、若尾あややの小憎らしい芝居が堪能できる谷崎潤一郎原作。
新藤兼人のジェットコースター脚本が火に油を注ぎ、増村演出のオーバーアクト指導が全開。ただだだ、岸田今日…
監督は、イタリアに留学し、そこで映画についての論文までもものにした増村保造である。この理論家肌の監督の意を受けて、その制作意図を、誇張しながらも度を越さずに、確実に形象化した俳優陣にも本作制作上の…
>>続きを読む〖1960年代映画:小説実写映画化:大映〗
1964年製作で、谷崎潤一郎の同名小説を実写映画化らしい⁉️
なかなか今でも衝撃的な内容だ…
エロス映画ならわからんでもないが…文学となると…な作品でした…
岸田今日子と若尾文子を配したポスターが妖しい。
若尾文子の特集上映会なのだが本作は岸田今日子が全面展開。岸田今日子の代表作を集めた特集映画会などを催すと観客は冥界に落ちていくかもしれぬ。
退屈し…
愛欲にわなわな震える岸田今日子様がおもしろすぎる。
なんとなく記憶の中で、岸田今日子と言えば不細工の代名詞にされていた昔があったような気がするのだけれど、昔のフィルム見ると、とってもセクシーで驚く…
卍卍卍卍卍
岸田今日子の独白。
旋律のように耳に心地よい声色と抑揚。
年老いてからは妖怪風味としか見てなかったけれど、当時34歳でお目目クリクリでピュアな表情がチャーミング。
もっとも早々にそんな…
私には、メロドラマはやっぱりどうしても面白さが勝ってしまう…当時の監督がウケを狙って作ったわけではないのは分かっていても、ほぼ全てのシーンで笑うしかなかった。そして最後だけはさすがに振り切りすぎ。笑…
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