終盤、人物の狂い具合がさすがに度を超えててついていけなくなった。最良の増村(『妻は告白する』『夫が見た』など)は常識と狂気の綱渡りが絶妙だったが、これはそのバランス感覚が崩れてる。でもオチは本当に上…
>>続きを読む監督は、イタリアに留学し、そこで映画についての論文までもものにした増村保造である。この理論家肌の監督の意を受けて、その制作意図を、誇張しながらも度を越さずに、確実に形象化した俳優陣にも本作制作上の…
>>続きを読む谷崎潤一郎の原作小説の怪しい世界を見事に再現している。
滑稽で大袈裟に感じられる台詞も、この妖艶で怪しげな世界観だと納得。
何より岸田今日子と若尾文子の二人の美しいこと。
若尾文子は、良家の淑女や貞…
小説の映画化として完璧。色艶、コンラスト、バキバキの構図の画が最高。扇動的メインテーマも負けていない。情欲に満ち溢れた画・音楽・台詞・京都弁(?)の抑揚にあてられる。なにより若尾文子と岸田今日子の説…
>>続きを読む外界と隔絶された歪んだ関係性がやがて取り返しのつかない破局へ向かって邁進していく、という増村保造作品で描き続けられた特徴的なプロットが、女性対女性プラス男性2人の特殊な構図のこの作品でも変わりなく効…
>>続きを読むなんじゃこれ!ってストーリー展開で、もはやコミカル。
谷崎潤一郎作品は苦手なので原作は読んでいないけど、増村保造監督は谷崎文学のエロティシズムをうまく表現しているような気がする。
「こんな綺麗な…
増村×あやや作品。
原作は谷崎潤一郎とのことだが、知らない。
今まで観てきたあやや史上、最高のチラリズム。31歳?エロいなぁ。
冒頭の裸を見せ合うシーンから、台詞がおかしい。ドロドロ。綺麗な体すぎて…