バイオレンスとアクションのイメージが強いサム・ペキンパーとは思えない程、前者の要素は影を潜めており驚いた。
同じく西部開拓時代の末期を描いたレオーネの『ウエスタン(1968)』等とは対照的に、復讐…
バイオレンス映画の巨匠、サム・ペキンパー監督作品だが、作風は全く異なり、
ハートウォーミングでちょっと悲しい西部劇。
西部開拓時代の末期、
採掘の仲間2人に裏切られ、
水を取り上げられた挙句砂漠に…
裏切られて見捨てられた男が砂漠を彷徨って見つけたオアシスでビジネスを始める。女と出会った時のおっぱいの素早いカット笑った。義理堅いしちゃんと許しも与えるホーグの人間臭いキャラクターに虜になる。馬車に…
>>続きを読む露骨な谷間ズームとパンニングとサブリミナルに笑う。西部劇ながらスクリューボールコメディかのような演出とアクション繋ぎに感心していたが、終わってみれば少し変な映画のように思える。中盤が弛緩気味なので呑…
>>続きを読むケーブルが自動車に轢かれて死ぬ場面は、馬車の時代から機械文明への移行を象徴し、西部劇の幕引きを詩的に表現している。ヒルディが去った後のケーブルの孤独な生活は、やや冗長に感じられ、物語の緊張感が薄れた…
>>続きを読む西部劇版わらしべ長者。牧歌的な作風は監督作中かなり異色だ。
お色気コメディエンヌ、ステラ・スティーブンス(ポセイドンアドベンチャーのボーグナインの女房役!)の魅力全開で、逃げるジェイソン・ロバーズを…
「ビリー・ザ・キッド/21才の生涯」を「方丈記ウェスタン」と書いていた評論(出典忘却)を読んだことがあります。
この言い方を借りるとすれば「ワイルド・バンチ」は「西部残俠伝」になるでしょう。
そして…
学生時代に観た『ジュリア』のダシール・ハメット役で俺の成りたい理想ジジイ像を教えてくれたジェイソン・ロバーツ。ここでも成りたいきたないおっさん像をビシッと示してくれてる。きれいはきたないきたないはき…
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