SADA 戯作・阿部定の生涯の作品情報・感想・評価

「SADA 戯作・阿部定の生涯」に投稿された感想・評価

テンポよくて見やすかったけど
少女時代を演じる黒木瞳に違和感が凄くて内容入ってこない……
ぴ

ぴの感想・評価

1.8

このレビューはネタバレを含みます

阿部定事件を調べていた流れで観たけど、がっかりした。重い内容だから、ドロドロしている映画かと思いきやこんなにコミカルに仕上がるの?
白黒からカラーになったり、変なコミカル劇場が始まったり、性の描写も全然エロチックではなくて、、、重いのが苦手な人にはいいのかもしれない。わたしには物足りなかった。あの内容で2時間は長い。無駄な描写が多いと思う。

龍蔵との生活中に、立花先生に無心に行った時の立花先生とのやり取りが胸に刺さった。何かを悟った立花先生、、立花先生はいろんな意味で定を応援していたんだなーと。

結果は残酷でも、同情できる部分もあって一概に定を否定はできないと思った。
a

aの感想・評価

3.7
ドロドロな感じと思いきや、
演劇風でおもしろかった。
事件に基づいたフィクションって感じで、物語。
タクシーの運転手さんに教えてもらったクレイジーな事件のお話。
紫色部

紫色部の感想・評価

2.5
2018.2.28 GYAO!

ガラスの破裂、饒舌な横の構図、陰部からの出血/足元のショットの呼応などの卓越した演出をひたすら無下にしていく黒木瞳と片岡鶴太郎の卑俗な切り返しの応酬… 大林監督は切り返しが撮れないのか?阿部定の行いを「戦前の美しい日本人」の美徳の一つであるとしてしまう監督のあまりに純粋なスタンスもイマイチ理解に苦しむ。
永遠の愛情を欲している元娼婦の女性(黒木瞳)が、奉公先の主人(片岡鶴太郎)との愛欲生活に溺れてしまう。昭和初期に起こった実際の出来事「局部チョンギリ逃走事件」を、「戯作の映画化」のように脚色している作品。

阿部定の映画化では、石井輝男監督「猟奇女犯罪史」(賀川雪絵&阿部定本人)、田中登監督「実録 阿部定」(宮下順子)、大島渚監督「愛のコリーダ」(松田暎子)が印象に残っているが、本作もまた、それらに比肩するレベルに仕上がっている。

基本的には阿部定の伝記がベースだが、不明瞭な部分にはオリジナル要素が加味されている。大林監督の自由主義的な作家性が炸裂しており、鑑賞者に対してあらゆる刺激を投じてくる。しかし残念ながら、女優のヌードは不在。

「永遠の愛を得るということは、すなわち死地に近づくことでもある」の法則がきちんと踏襲されているのが嬉しい。逮捕後の阿部定に自立した女を重ね合わせ、「あっぱれ!」と言わせる着地点も素晴らしい。
あまりにも過小評価。
こんなに大林宣彦の世界観を堪能出来る映画は希少だし、狂ってる。
YellTao

YellTaoの感想・評価

3.5
この手の事件を作品にする場合、ドロドロで厭らしく撮りがちなのに。
色彩やカメラの構図、セット配置が独特なのと、あの芝居じみたコミカルな演技も相まって、わたしには丁度よかった。
春21号

春21号の感想・評価

4.0
大林節全開の作品

あの大林監督が実際にあった事件、阿部定事件を映画化した作品、
しかし、冒頭にも"わざわざ"あるようにこれは大林監督が阿部定事件を元にした物語で史実に忠実なノンフィクション映画ではないのです。
おそらく監督は阿部定事件から彼女の人生を受け取ったのではなく、物語を受け取ったのだと思う。だからこそ監督もそれをここまで素直に"物語"として映像化したのだと思う。
それまでの監督の作品も劇映画中の劇映画と呼びたくなるぐらいファンタジックな世界が広がっていたが本作はその極地、それまで以上に監督の演出が冴え渡っています。

モノクロとカラーを繰り返す色彩設定
セット丸出しの画面設計、間をとことん嫌う激しいカット割など、ワンカット足りとも演出の手を緩めずそれまであったふとした瞬間のリアリティも徹底的に排除されています。
凄いですね 異常とも言えるかもしれません

ストーリーも正に大林節炸裂といった感じで、阿部定事件をなぞらえながらも戦争が忍び寄るあの時代の混沌さにフォーカスしており、阿部定事件もあの時代において輝いたイノセントなものとして捉えられています。
この作品でも監督が繰り返し語ってきた戦争が語られているのです。

まさかの史実で1番大林節が炸裂しているとは思いませんでした。是非
なんでfilmarksこんな評価低いの…?
超名作ではないか…そもそも阿部定事件を知らないの…?阿部定事件に熱中した高校生時代でした。私は阿部定とは真逆の人間と思って居ましたから興味が湧いて調べまくったなぁ。これを元にした小説・映画はたくさんある。失楽園も大好きです。

SADAは大林宣彦監督による作品。大林ワールド全開。テンポの良さやあの独特のお囃子・効果音・音楽があってのSADAです。割と園子温とかぶるところあるから、園子温は影響受けてるんじゃないかな。ちょいちょいアンチポルノや紀子の食卓を想わせるシーンがあった。

黒木瞳は美しいね。今ではこんなお色気な役はやらないけど、失楽園にしろSADAにしろ、下品な感じが一切なく、本当に美しい女性としての性愛を滲み出すのが上手い。生まれながらなんだろうな。工作している様相もない。

高校生の頃は阿部定事件に共感が持てなくて、ひたすら過激な事件として興味があった。だけど今になってみるとかなり、共感できる部分があって、定寄りの人間になった気がしている。
好きな人を殺したいほど独占したい気持ちわからなくもない。そういう時期もあった。今は特にないけど。
だけど殺しはしないし、局部は切って持ち歩きません。
もも

ももの感想・評価

3.5
阿部定の人生をテンポ良く知ることができて、この事件をこう描くのもとても面白い。