昭和十一年に起きた猟奇殺人事件「阿部定事件」の犯人である阿部定の生涯を描いた物語。
阿部定を演じる黒木瞳の艶気が素晴らしい。ジュースを飲むときの上目遣い、ドーナツを食べるときの指舐め、うどんを啜る…
このレビューはネタバレを含みます
号外/
前半:娼婦として開発される黒木瞳
後半:その開発の中における至高片岡鶴太郎
この二部構成なんだけど
前半/椎名桔平の写真・追っ手の鏡・屋根裏での早送り
などのフィクション然とした演…
映画監督にも向き不向きな作品があると思う。
すべてとは言わないが、個人的にこの作品に大林風味は邪魔に思える。
黒木瞳に14歳の少女役をやらせるとは!
しかし、この作品を最後までそれなりに鑑賞できたの…