ミツバチがささやくどころじゃない笑
女の子の名前もジェルソミーナだし随所にフェリーニ的映画文法が使用されているのだけど、これはフェリーニ的なのか、それともこの土地の人々にとってはもっと普遍的な感性…
前時代的な児童労働や家父長制は、監督の心身から切り離せない記憶の一部。現代のシステムには許容されずとも、そのルーツへのノスタルジーは否定できない。
ラザロというキャラクターが生まれたのも納得。ラザ…
このレビューはネタバレを含みます
養蜂家の一家の夏の出来事と少女の成長の物語。
出てくる女達が生っぽい。
母の寝姿、蜂と戯れる長女、流行歌で踊る次女、三女四女のパンイチで走り回る姿とどれも、生々しくて美しい。
中でも長女は頑固者の…
このレビューはネタバレを含みます
あの家族はどこへ行ったのか?ラストシーンを見て冒頭のシーンを思い出した。同じ時系列なのかもしれない。
主人公の振る舞いや心情に共感した。背伸びとか、外の新しい世界への憧れ。異性への関心と子供として…
イタリア・トスカーナ地方の人里離れた土地で養蜂園を営む家族
子沢山で自給自足の様な生活。
軽犯罪歴のある少年を預かりレポートを書くと収入を得られる為、請け負う事に。
加えてテレビ番組「不思議の国」が…
こんな所にモニカベルッチ!!
昔の田舎のどこにでもある家庭を長女の目線で丁寧に丁寧に描いた作品はどこにでもないんだよ。
この田舎の不器用頑固オヤジっぷり!!笑
昭和か!!笑
3丁目の夕日とかこ…
圧倒的映像美のなかで少女の日記のように体験が綴られていく作品。
エトルリアの人々と家族が重なるかのような演出も見事である。
また、日記と言っても本人が過去を振り返っているような郷愁的な雰囲気ではなく…