『Two days, one night』
ダルデンヌ兄弟監督最新作。美しきオスカー女優マリオンが髪ボサボサのどスッピンで元鬱病の女性を演じ、人としての成長やベルギーの労働環境?を描く。とことん地…
仕事でも恋愛でも「自分を必要としない相手に執着しない」というのが、省エネかつコストパフォーマンスのいい生き方なんだけど、それが皆できたら悩み相談室も占いも要らないよなあ、と究極の問答を見せられた気が…
>>続きを読むサンドラは同僚の家を訪ねても玄関の中へ入らないので、同僚達の生活はあまり見えなくて、そっけない玄関先が映る場面が続く。
サンドラも心休まるところがないし、見ていても予定調和のハッピーエンドになるだろ…
決して幸せな主人公とは言えないけれど、かすかな希望が、とても大切なものに思えるエンディング。こういう作品を撮れる人たちを大事にしたい。
改めて感じたのは、弱さ=悪ではない、ということと、弱い人が常…
予備知識を持たずに観た久々のフランス映画。
職場の同僚に自らの復職の後押しとボーナスの二択についての意思を確認する過程のリアルな会話、そして対照的に淡々とした動きや、街並み、空、背景の音、パン屋や…
突然、勤め先から解雇された女性が同僚達の協力を仰ぎ、復職を目指そうとする姿を描いた物語。
自分が職場復帰する為には同僚達にボーナスを諦めてもらわなければならない…この難しい問題を背負い一人づつ説得…
大人な映画だった。
厳しい現実と向かい合わなきゃいけない瞬間を描いていた。
サンドラが同僚の家を一件、一件回っていくのだが、
彼らの意見を聞くことは、
他者に「自分のことをどう思っているのか?」…
淡々と進みすぎる物語で、盛り上がりはなく、退屈に感じてしまう映画だが、だからこそリアリティーがあり、各々の登場人物の心情が伝わる内容。主人公への感情移入はしずらい。アメリカ映画では出せない、フランス…
>>続きを読む© Les Films du Fleuve - Archipel 35 - Bim Distribuzione - Eyeworks - RTBF(Télévisions, belge) - France 2 Cinéma