最初はTVで見て心に残り、スクリーンで2回目を見て心に沁みました。原作も読みましたが、映画では映画的な工夫が加えられていたと思います。小松政夫のエピソードは映画の方が鮮烈でよかったですが、あとの2つ…
>>続きを読む優介は2回村人に話をしますよね。
1回目は光の粒子の話。
光の粒は無。だから山も川も宇宙も人間も無の組み合わせって話。
この話だと人生ってすごく虚しく思える。
2回目は宇宙の長さの話。
果てしな…
生霊が人間の様に違和感無く暮らしている港町の岸辺の旅。
この手の作品で黒沢清の死生観を観るのは斬新だった。
糟糠の妻でありながらもどこか切ない雰囲気を醸し出す深津絵里の存在感は唯一無二だしあまりに…
さようならを告げる旅路を描いた深淵なラブストーリー。
黒沢清監督がまた新しい扉を開いた。
3年前に亡くなった夫が幽霊として現れる芯をくり抜いたような存在感は、
フランス映画の王道の文脈をたどってお…
単なる幽霊など何が怖いのか。愛する人が蘇り、彼らが狂い再び死ぬのを見ることの方が圧倒的に怖いのではないか。
あの世とこの世がそれほど変わらないならなんで生きているのか。それは腹が減るから、うまいもん…
原作未読だけど、
優介はどれほどの悪行をしてのけたのだろう。
不在の三年間、瑞稀はどのように暮らしていたのだろう。
深津絵里は、40歳オーバーにしてなぜ10代の恋する女の子なれるのだろう。
浅野忠…
(C)「岸辺の旅」製作委員会