デカくてモダンな建物を背にした前半も好きだけど、室内の後半もめちゃくちゃ面白い。狭くてやたら何かがぶら下がってる散らかった密度の高い部屋で、異様にかっこいい動作が連続する。睡眠不足で緩慢になった動き…
>>続きを読むカメラワークを試してた感ありで、ズームイン・アウト多めの前半。サスペンスドラマチックになる後半は、沢田研二ばりのメイクと帽子のかぶり方が印象的。もちろん岡田時彦さんの方が元祖というか大先輩。八雲恵…
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病気の幼子を抱える父親が強盗して家に帰ったけど家バレして一人の刑事(タクシー運転手)がやってきた。
母親が銃を突きつけて一晩過ごすけれどうっかり寝入っちゃって立場が逆転。
同情した刑事が眠った振りを…
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生誕120周年 没後60周年記念
小津安二郎の世界
日本のサイレント映画は弁士がいる前提のものが多い中、ハリウッド思考で映画を撮っていた小津安二郎。ピアノ伴奏のみでしっかり楽しめる。原作が海外の小…
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◎アメリカンテイストの強盗 屋根裏看板屋と娘
1930年の無声映画。
小津はこの年だけで6作の無声映画を公開している(『小津安二郎大全』)。
鳥飼りょうさん(楽士)のエレクトーン生伴奏付き上映。…
銀行強盗のシーン、拳銃だけを捉えたショットの切れ味が素晴らしい。カメラを横移動させて捕えられた男たちを映していく演出も、後期の小津映画を考えると贅沢すぎるショットだと言える。両手に拳銃を持つ妻の頼り…
>>続きを読む〖1930年代映画:小説実写映画化:サスペンス:松竹〗
1930年製作で、オスカー・シスゴールの小説『九時から九時まで』を実写映画化のサスペンス映画らしい⁉️
子供の病気を治すために拳銃強盗をする父…
初めての無声映画でした。
私が生まれる40年前の日本の映画ってこんな風だったのか。
病床に伏している娘みち子の為に父である周二がお金を工面する為にビジネス街に拳銃を持って強盗に入ります。
周二が全…