共同体は自分たちの秩序におさまる名前を逸脱者に与える。裕福な家族、とりわけその世界を無垢に継承する子どもの口から出てくる名前は「ヒツジさん」。あれはどう見てもヤギである。あくまでも意図された演出であ…
>>続きを読むオランダの映画。
邦題にミスリードされて何の映画かよく掴めないまま観ていたけれども、
さまざまな機微や隠喩の描写が、あとから響いてくる。
テオの奥さんが素晴らしい。
クラブでのラストシーンに全てが収…
このレビューはネタバレを含みます
無機質な日常が、歪んだ優しさによって少しずつ変わる。その交流は温かいというより、どこか不穏で奇妙だ。関係が深まるにつれ、男を縛っていた信仰や規範も揺らぐ。けれど、待っているのは綺麗な救済ではない。孤…
>>続きを読む奇妙な見知らぬ男性と生活を共にしていく中で、自分自身を省みるコメディ・ヒューマン・ドラマ。
オランダの片田舎で、妻に先立たれた生真面目な中年男性のフレッド(トン・カス)は、
ある日突然現れた、言葉…
このレビューはネタバレを含みます
脚本がとても良くできた映画だと思った。伏線の引き方と回収が上手い。ロケーションもまさに映画のためにあるような美しい景色と町並みで、ヨーロッパ映画の魅力を味わえる一作だと思う。
原題は『マッターホル…
あまり説明なしで、見る側がいろいろと想像するストーリー運びの感じがオランダの映画なのに北欧の映画っぽいなと思った。そういえばこの前見た映画トランアンユン監督のポトフも想像をしたな。
それはさておき田…
前半、台詞や説明が少ないので状況が掴みにくいまま、シュールなおもしろさに引きずられたまま観ていると、後半少しずつそれぞれの事情、過去がわかっていく。
フレッドが自分を少し解放できたように思えて、『ヨ…
題名に惹かれて鑑賞したが、思っていた内容と15度ぐらい角度が違った映画。
全体的に使用されているBGMがピアノ調や讃美歌調で、とても穏やかな雰囲気で観れる。
徐々に判明していく主人公の過去やテオの…
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