ここまで南方戦線の地獄を映画に落とし込んだ作品を他に見たことがない。蒸し暑く臭うような熱帯雨林、日光で灼熱地獄と化した丘。蛆に食われるがままになっている落伍兵たち……。密林をゆく兵隊たちも誰も彼も…
>>続きを読む戦争によって引き起こされる人間本来の醜さを描いた作品。
いい意味で綺麗すぎない、非常に生々しい映像によって、極限状態にある人間はこうも酷くなるんだと思い知らされた。
火垂るの墓然り、リアルな戦争映画…
2024.85本目
太平洋戦争末期のフィリピン・レイテ島が舞台
監督の塚本晋也が主演も務める
最近観た「ONODA 一万夜を越えて」に通じるところがある。同じグリーン・インフェルノだけど、この…
苦しみの追体験。
戦争はハデに描かれる銃撃戦や体当りな攻撃による死傷はもちろんだが、極限状態で八方塞がりな戦地での日常が多くの兵士を苦しめ死に至らしめたのではないか。まさにその極限状態を表現した映画…
※未観賞
○′15 8/8~21単館公開
『終戦70周年 受け継がれる記憶の旅(′15 8/1~21)』: メトロ劇場
○′18 8/18~24単館公開
『平和と環境 2018 -過去、現在、そし…
第三の敵
敗戦が濃厚となった時期にフィリピンミンドロ島に30を過ぎた老兵として配属された作家大岡昇平の実体験をもとにしたフィクションが原作。ご本人が人肉食をしたわけでなく現地で聞いた事実をもとに想…
第二次世界大戦中、フィリピン戦線で部隊を追放された男の手記。大岡昇平の超傑作戦争小説の映画化。
主人公の心象風景を反映する”地の文”が映像化できてない分、ダイジェスト感も否めないけど、それでも十分す…
KAIJYU THEATER